歯周病とアルツハイマー型認知症

春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。

定期的に歯周病と全身疾患について書いております。

前に書いたものはどんどん埋まってしまうことと、口腔ケアをすることでどんなメリットがあるのかを再認識していただけたら良いなと思うためです。見たことがある!と思ってもご了承くださいね。

 

さて、最近は多方面からの研究により、歯周病がアルツハイマー型認知症の発症に関係していることが分かりました。

テレビ番組でも取り上げられることが増えましたよね。

アルツハイマー型認知症というタイプの認知症は、認知症全体の約5割を占めています。

脳の神経細胞が減少する、脳に老人斑というシミのようなものが広がる、記憶を司る「海馬」という部分を顕著に脳が萎縮する、などの影響でアルツハイマー型認知症が進行すると言われています。記憶を司る部分にダメージがいくのは恐ろしいことですね。

さて、歯周病との関係ですが、歯周病が原因で増えるアミロイドβというタンパク質があるのですが、このアミロイドβが長年脳に蓄積されることでアルツハイマー型認知症が発症することが分かったのです。

さらに、アルツハイマー型認知症患者の脳に広がる老人斑から、歯周病菌の一つであるポルフィロモナス・ジンジバリスという菌が検出されたのです👀

これらのことから近年では歯周病治療、予防が認知症発症を防ぐ、あるいは進行を遅らせることができるという事が明らかになってきました。

日本人の多くは治療のために歯医者に通っており、定期検診の受診率は上がってきてはいるものの世界的に見ればまだまだ低い方です。

しかし、将来の自分の健康を守る、という意味では何も症状がない状態をキープする。ということがなによりも大切なんです✨

ぜひ、どこも痛くない、歯茎の腫れもないという時こそ定期的に歯医者で検診を受け、口腔メンテナンスをして欲しいなと思います☺️

全身の健康診断ついでに来るというのもいいかもしれませんね。

今一度ご自身の健康を見つめ直してみてはいかがでしょうか(◍•ᴗ•◍)