目次
おすすめのケース
- 入れ歯なので硬いものが噛めない
- 入れ歯が痛い、落ちる
- 自分の歯のように噛みたい
- 健康な歯に負担をかけたくない
- 健康な歯を削らない治療をしたい
インプラントとは
インプラントとは、歯の抜けたところに人工の歯根(インプラント)を植え、あごの骨としっかり固定させた後、その上に人工の歯を装着させたものです。これにより取り外しの入れ歯の不快感がなくなり、天然歯と同等の力で噛むことが可能となる歯科分野において注目されている治療法です。
当院では、インプラント治療の特別なトレーニングを受けたチームにて、インプラント治療を行っております。
※必要に応じて麻酔医の立会いのもと、静脈鎮静麻酔下での治療を行うことも可能。静脈鎮静麻酔を行うことで、恐怖心や痛みなく治療が可能となります。
- 人工の根の「インプラント体」
- 歯の部分にあたる「上部構造」
- インプラント体と上部構造をつなぐ「アバットメント」
以上の3つのパーツから成り立っています。
当院で行うインプラント治療
フラップレスインプラント
通常インプラントを埋入する際には、歯茎を切ってめくり、骨を見える状態にしてネジを埋入するという方法を取りますが、フラップレスインプラントは、歯茎をほとんど切ることなく、小さな穴を開けてインプラントを埋め入れる治療法で、最小限の侵襲で済みますので、出血もほとんどなく、腫れることもほとんどありません。
CT撮影をし、そのデータ上でインプラント埋入のシミュレーションをした後、そのシミュレーション結果を反映したサージカルガイドというものを作製し、その道具に沿って直径4mm程度の穴を歯茎に開けるだけです。
歯茎を切ったり縫ったりする時間もいらないので、処置時間も従来の半分程度。インプラント1本いれる時間は約10分くらいで終了します。サージカルガイドには、インプラントを最も安全に埋め込むことができる位置や角度などが正確に記録されていますので、より確実で安全な手術が可能となります。
イミディエイト・ローディング(即時負荷)
通常のインプラントは仮歯装着まで2~6ヶ月かかりますが、イミディエイト・ローディングでは、インプラントを埋入した当日に仮歯までを装着する治療法です。
その日のうちに見た目の美しさと噛む機能を回復できるため、患者さまの負担は少なくて済みますが、高い技術を要する治療法のため対応できる医院は少ないのが現状です。
当院では事前のCT撮影による診査診断はもちろん、治療後の審美性についても万全の体制をとっております。
しかしながら、あごの骨量・骨質、歯茎など口腔内の状態のよっては即時負荷できないことがありますので、まずはご相談下さい。
All-on-4(オールオンフォー)
All-on-4(オールオンフォー)は、多くの歯を失ってしまった場合に、最小4本のインプラントの埋入で片顎すべての歯を固定することができる治療法です。
従来のインプラント治療では、片顎すべての歯を補うために約10本のインプラントを埋入しなければなりませんでしたが、All-on-4は埋入するインプラントを最小限に抑えられるため、費用や身体の負担も少なくて済みます。
総入れ歯の方でも、数本のインプラントを埋め込み入れ歯をしっかりと固定することで、天然歯と同等な咀嚼能力・審美性を取り戻すことができるため、入れ歯でお悩みの方にもおススメの治療法です。
また多くの歯を失っている方で骨が少なくてインプラント治療が困難な場合においても、骨量の多い場所を選んでインプラントを埋入するため、骨造成を行わずに済むケースも多いです。
インプラント埋入手術の当日に仮歯が入るため、「歯がなくて困る」「噛めなくて食べられない」ということもありません。
このような方におススメ
- 総入れ歯が合わなくて困っている
- インプラントにしたいが、費用が心配
- 多くの歯を失っているが、食事を楽しみたい
ジルコニアインプラント
現在、歯科治療で使用されているインプラントのほとんどは純チタン製です。
チタンは金属の中で最も生体に親和性があると言われている材料で、医科の分野においても骨折の治療などで使用されています。
ところが最近、チタンでも金属アレルギーの症状を起こす方がいるということが学会で発表されています。
チタンによるアレルギーは発症する確率は非常に低いのですが、絶対に安全という事ではありません。そこで、金属アレルギーのリスクが高い方の場合にはチタンの代わりにジルコニアを使用したインプラントをおススメしております。
ジルコニアは金属ではないため、金属アレルギーの心配は全くありません。
日本では、ジルコニアインプラントを行っている医院はまだ少ないですが、既に金属アレルギーをお持ちでインプラント治療をあきらめていた方は是非ご相談下さい。
他医院で断られた方も、ご相談下さい。
サイナスリフト
サイナスリフトとは、上あごの歯槽骨の薄い部分の上顎洞底部に、骨の移植をしたり、再生療法などで骨造成を誘導する治療法です。
サイナスリフトは、骨造成が多くできる事と、目で確認しながら手術できるというメリットがありますが、反面、手術の難易度が高い事、骨が出来るまでに6ヶ月~1年かかるため、患者様の精神的、肉体的な負担が大きい事というデメリットもあります。
その為、骨を多く再生する必要がある場合(歯槽骨の高さが5ミリ未満の場合)にサイナスリフトを使い、歯槽骨の高さが4ミリ以上ある場合は、次で紹介するソケットリフトを用いることが一般的です。
ソケットリフト
この手法を採用すると、骨の移植と同時にインプラントを入れることが出来るため、サナスリフトよりも短期間で治療を終えることができます。
ただし、骨を作れる範囲が限られるという事、治療を受けられる人が限られるというデメリットもあります。
麻酔専門医による静脈鎮静法
静脈内鎮静法とは、精神安定剤を静脈に点滴していく方法で、点滴開始後1~2分ぐらで眠ってしまう場合がほとんどです。
完全に眠っているか、まどろんだ状態で治療を行いますので、痛みや不快な音などはほとんど気にならなくなり、「いつの間にか治療が終わっていた。」と感じる方がほとんどです。
痛みが苦手な方はもちろん、どうしても手術が怖いという方や、歯科恐怖症の方でユニットに座ることすら困難な方の場合でもリラックスした状態で安全に治療を受けることができます。
非常に専門的な知識が必要になってきますので、この治療法を取り入れている歯科医院はまだまだ少ないのも実情ですが、当院では麻酔専門医と連携し、ご希望に応じて処置を行っております。
今まで、歯科医院が怖くてまともに治療ができなかった。歯がボロボロになってしまった。という方もお気軽にご相談下さい。
充実の治療環境
CT解析
CT撮影のデータからコンピューターグラフィックスを使って3次元的な口腔内を再現することができます。
歯と顎の骨の形状、神経や血管の位置を正しく把握することでより確実に、そして安全性を高めることができます。
サージテルシステム
生体モニター
インプラント、一般的な装着までの流れ
インプラント埋入手術
新しい歯の根元になる部分(フィクスチャー)を顎の骨に埋込みます。
骨結合までの治癒期間
インプラントと骨がしっかりと結合して、咬合力の負荷に耐えられるようになるまで待ちます。(およそ1.5ヶ月)
アバットメント連結
フィクスチャーの上にアバットメントを装着します。
歯肉が治癒するのを待ちます。(およそ1~3週間)
人工歯冠・上部構造の装着
歯肉の治癒後、アバットメントにかぶせる人工歯冠(歯となるパーツ)を作製します。型取りして歯の形を調整しながら周りの歯と色合わせして、最後に装着固定します。
骨造成を促進する酸素ルーム
当院では院内に「軽度高気圧濃縮酸素ルーム」を設置しております。
インプラント治療では、歯槽骨(歯を支える骨)にインプラントを埋入する外科的な手術が必要になります。治療の成功に大きく関わるのが、インプラント体と歯槽骨の結合です。強固な結合によって、天然歯と同等の感覚で食事を楽しむことが可能となるのです。高濃度酸素によって、細胞が活性化して骨造成を促進するほか、インプラント体の早期結合効果、手術後の腫れ抑制や回復促進も期待できます。