誤嚥性肺炎を防ぐために

春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。

 

誤嚥性肺炎は口から食べることができなくなる原因のひとつです。

一度なると再発しやすい病気でもあり、とても厄介です。

ではどのような病気なのでしょう。

 

唾液や食べ物は食道を通って胃に運ばれていきますが、誤って気管の方に侵入してしまうことを誤嚥と言います。

通常であればむせることにより、肺に入る前に追い返すことが出来ます。

しかし、年を重ねて反射が弱くなってしまっていたり、むせる力が衰えてしまうと完全に誤嚥してしまうのです。

 

食べ物が肺の方に行くと苦しい、というだけでなく厄介なのが口の中にいる多くの菌です。

特に歯周病菌は誤嚥性肺炎を引き起こすことが知られています。

ですので誤嚥性肺炎を防ぐには口の中を清潔に保つことが非常に重要となるのです。

 

歯がなかったり、点滴や経管栄養をしている方は口腔清掃が一見不要に思えますが、実は必要です。

歯がなくても口から食べてなくても唾液は分泌されますし、身体は代謝を行いますので汚れは口の中に蓄積されます。

また、歯磨きや口腔清掃は唾液の分泌も促します。

唾液は自浄作用があります。

口腔清掃が不十分だと唾液も減り、唾液が減ることで更に菌が繁殖されやすい環境になる…という悪循環に陥るのです😱

 

日々の歯磨き習慣はもちろんのこと、寝たきりの方は付き添いの方や看護する方の協力が不可欠です。

重ね重ねですが誤嚥性肺炎は繰り返しやすい病気でもありますので、ぜひ口腔清掃が十分に出来ているかということも確認してみてください。