歯茎の出血で認知症リスク〇〇倍・・・!?

春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。

歯周病が原因となり得る病気のひとつとして挙げられるのが、アルツハイマー型認知症です。

歯周病菌のひとつに「ポリフィロモナス・ジンジバリス菌(通称Pg菌)」という細菌がいますが、アルツハイマー型認知症の患者の脳内にはこの細菌が多く存在し、この菌が出す『ジンジパイン』という毒素が脳内に蓄積されていることが分かっています。

Pg菌とアルツハイマー型認知症とは相関関係があることが分かっているだけではありません。

アルツハイマー型認知症のマウスにジンジパインの産生を抑える操作をすると、マウスの認知症が改善することがわかりました。

このことから、歯周病原因菌に対する薬がアルツハイマー型認知症に有効なのではないか?という説がなりたち、アメリカではすでに治験段階まで研究が進んでいるとか。

さて、認知症になるリスクの話をします。

歯を失うだけでも認知症のリスクは2.6倍高まると言われていますが、歯周病による歯茎の出血傾向がある人は、

そうでない人と比べて認知症のリスクは36倍にも跳ね上がるとされています。

歯周病菌のPg菌やミュータンス菌は、本来なら入り込めない脳に入り込めてしまう上、アルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβというタンパク質を脳内で過剰に産生し、沈着させていると考えられています。

もし歯茎の出血があるという方は、早めに歯医者にてクリーニングしたりと対処をしておくことが、将来の健康の第一歩なのではないかと思います^^