ドライマウスについて

春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。

今回はドライマウスについて書いていきます。

健康な成人の場合、1日で通常だと唾液は1.5リットルほど分泌されます。

これがなんらかの理由で分泌量が少なくなると、ドライマウスという状態になります。口腔乾燥症という場合もあり、女性に多く現れます。

口腔内は常に唾液が分泌されており、さまざまな働きをしています。

例えば、食事の際には食べ物を噛み砕いたあと唾液と合わせて食塊とし、嚥下します。

この時唾液が少ないと飲み込みにくくなったり、誤って気道の方に入り込んでしまったり悪影響を及ぼします。ドライマウスであると、誤嚥しやすくなるのです。

味を感じとる際にも実は唾液が必要で、口腔内が乾燥していると味覚が鈍くなることもあり、誤嚥や味覚障害のせいで食事がままならなくなる事もあります。

また、会話をする際にも唾液は必要で、分泌が少ないとうまく舌が回らないことがあります。

他にも口腔内が乾燥することにより雑菌が増え、歯周病が悪化したり口臭がキツくなるなど、生活する上でデメリットが多くなります。

 

ドライマウスの原因は様々で、薬の副作用であったり緊張やストレスであったり、口呼吸のクセがついている、放射線治療の影響、など人それぞれです。

まずはドライマウスの原因を探り、自身にあった対処法をとる必要があります。

ストレスや緊張が重なっての不調なのであれば、もちろん原因を直接対処することは大切ですが、対症療法として酸素ルームはおすすめですよ☺️

口呼吸のクセがついているようだったり、いびきをかいている自覚がおありでしたら、口が開かないようにとめておくテープも販売されていますので、試してみるのも一つだと思います。

病気の治療による副作用であれば、主治医に相談して薬を考えてもらうことが1番の近道かもしれません。

ご自身の症状や理由に合わせた対処をし、快適に過ごしていきましょう。