歯垢・歯石とは何なのか?🦷
春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。
今更聞きにくいけどよく聞く歯垢、歯石って結局何者なのか?なぜ取らないといけないのか?
ということを書いてみます。
まず歯垢とは、細菌やその代謝物の塊のことです。プラークとも呼ばれます。
ネバネバしており、歯ブラシで磨くことである程度は取り除けますが定期的に歯医者で機械を使って取り除くことがとても大切になります。
歯垢1mgの中には細菌が1億個以上いると言われています。ゾッとしますね😅
歯垢が付いたままだとどんな事か起こるのか?というと、菌の塊ですのでむし歯の原因になったり、歯茎に覆われた部分にまで溜まってしまうと炎症を起こし、歯周病をどんどん進行させます。
更に、歯茎の血管から体内に侵入して体内の血管内に付着・蓄積することで動脈硬化や血栓の原因にもなります。
また、溜まったプラークで出来た血栓が血流に乗って飛ばされて脳や心臓近くの血管付近で詰まってしまうと?これまた大変なことになります。
歯垢はもはやお口の中だけの問題ではないのです💦
そして歯石ですが、これは歯垢が唾液の中のカルシウムやリン酸と反応して石のように固くなってしまったものです。
歯垢が歯に付いたまま放置してしまうともう歯ブラシではとても落とすことが出来なくなります…。
一般的には歯垢が歯石に変わるまで約2週間ほどと言われています。結構早い段階で落とせなくなるため、こまめに歯磨きをすることが大切ですね。
歯石は菌の塊ですので、溜まったまま放置してしまうとこれまたむし歯や歯周病を進行させる原因になります。
長年歯医者に来ておらず、とても久しぶりに来院されて歯石を除去したところ、歯がグラグラで抜歯せざるを得なかった、という症例は結構多いです。歯石で固定されていたものの土台となる歯茎がなくなってしまっているというのは恐ろしい事ですよね。
歯が抜けてしまうなら歯石を取らない方が良いのでは?と思うかもしれませんが、やはり口の中に大量の菌を入れておくわけですので、全身疾患との関連まで考えるととてもオススメ出来ることではありません😥
定期的に歯医者で、専用の機械を使って歯垢や歯石を取り除き、いつまでも美しい歯を保ちましょう🦷✨