癒合歯とは?状態と経過について
春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。
癒合歯って知っていますか?
乳歯に多く、隣り合う2本の歯がくっついて生えてきているものです。
このように境目が見えるもののくっついて生えてきています。
癒合歯自体は悪いものではないそうですが、いくつか問題点があります。
①永久歯が1本ない可能性がある
通常乳歯の根っこは1本につき1本あり、下から永久歯が生えてきます。
しかし癒合歯は2本で1本の根っこになってることがあり、永久歯が1本無い場合があるのです。
そうすると5〜6歳から歯の生え変わりが始まって永久歯が揃った際、歯並びが悪くなったり上下の噛み合わせが悪くなることがあります。
噛み合わせについては歯列矯正を視野に入れることもありますので、歯科医とご相談くださいね。
②生え変わりが上手くいかないことがある
通常は生え変わる際、乳歯の根っこが吸収されて頭だけになり、ぐらぐら揺れて自然に抜け落ち、下から永久歯が生えてきます。
しかし癒合歯はうまく寝が吸収されないことがあり、自然に抜けないということがあるのです。
その場合は歯医者で抜歯をしなければなりません。
癒合歯があると診断されたら定期的に歯医者に通い、連携して対応していく必要があります。
③癒合している歯の境目がむし歯になりやすい
間に溝があるので、その溝がむし歯になりやすくなります。
歯医者にてシーラント処置を行い、溝を埋めておくことでむし歯になりにくくなります。
癒合歯が歯科検診で発見されても焦ることはありません。
しっかり歯医者と親御さんが連携し、対応していきましょう🌸