院長挨拶

院長 野本 秀行 

【略歴・資格】

・日本歯科大学卒業
・厚生労働省認定卒後臨床研修指導医
・日本レーザー歯学会認定医

【所属・学会】

・日本補綴歯科学会
・FAP美白歯科研究会
・日本抗加齢学会
・日本顎咬合学会
・日本スポーツ歯科学会 

ご挨拶

歯科大学時代の話になるのですが、夏休みに型を削って歯の模型を作るという課題が出されました。一生懸命に型を削って課題を提出したところ、先生からは「これ、型を取って作っただろ?」と不正を疑われました。自分の手で削ったと言っても信じてもらえず、あまりに悔しかったので最初の型から完成品まで制作過程を6種類くらい作って改めて提出したんです。再提出しなさいと言われてもいないのに(笑)。先生からは不正していないことを認めてもらえましたが、私にはズルをして作ったと思われるくらい高い技術力があるんだ、と逆に感じました。このエピソードは私にとって大きな自信になり、今でも高い技術を目指すために努力を怠らないようにしています。

私の強みが発揮できるのは、高い技術力が求められる自費診療というフィールドになります。一般的な医療保険が適応される保険診療では、患者さまの治療費負担は少なくなる代わりに、治療内容や時間、使える素材などは限られます。患者さまにとってベストと思える治療法があっても、治療費や時間などの問題で保険診療内での治療を選択する場合も少なくありません。もちろん自費診療だけを進めているわけではなく、保険診療と自費診療におけるそれぞれ利点と欠点を説明したのちに、患者さんに選択していただきます。 

また、高いレベルでの治療を行うためには、提携ドクターによる治療もご提案しています。例えば、BPSという素材を使った自費診療の義歯を作る場合は、私と患者さま以外に義歯を作る歯科技工士と3名で治療を進めていきます。当クリニックと提携している歯科技工士は、世界大会でも優勝した実績のある方で、患者さんの口の中の状態や歯並びなどを細かくチェックしながら作っていきます。時間と金額はかかりますが、患者さまにとって最高の義歯が作れる技術と環境がご用意できるほか、矯正やインプラント専門医とも提携しており、高いレベルの治療を提供できるのは私たちの強みと言えます。

歯科医として私にとって一番うれしいことは、歯が長持ちしてしっかり食事がとれているという、当たり前を喜んでいただけることです。治療が終わって痛みがなくなったら治療は終わりではなく、本当に大切なのは治療が終わってからです。健康な歯を保つために、定期検診に継続して来ていただけるかが重要になるのです。治療中にメンテナンスの重要性もお話しするので、当クリニックの患者さまは定期検診に来ていただく方も多く、開業直後から通っている方もいらっしゃいます。春日部院と品川院を行き来して診察は夜9時まで。クリニックにいない日はグループホームの訪問もあるので大変ですが、歯を大切にしたいと思う患者さまがたくさんいらっしゃるから続けられます。

お口のことでお悩みの方は、些細なことでもまずは当院までご相談下さい。