医科歯科連携による自由診療

エクソソーム療法

当院では医科歯科連携の体制を整え、医師の診断・全身評価を踏まえたうえで、歯科治療の補助療法としてエクソソーム療法をご提案しています。歯周病は慢性炎症として全身状態とも関連しうるため、局所の処置だけでなく、治癒環境の最適化という観点が重要になります。

 

ご確認ください

  • 本療法は自由診療です。効果には個人差があります。
  • 本ページは一般的な情報提供を目的としており、特定の効果を保証するものではありません。
  • 適応の可否は、お口の状態・全身状態・既往歴などを踏まえて個別に判断します。

エクソソームとは

 

エクソソームは、細胞(とくに幹細胞など)から放出される極めて小さな“カプセル状”の構造(細胞外小胞)です。内部には、細胞が別の細胞へ情報を伝えるための物質(タンパク質、核酸など)が含まれ、組織の修復過程や炎症反応の調整に関与すると考えられています。歯科では、歯周組織の回復や処置後のコンディション調整を補助する目的で注目されています。

特徴(概念)

  • 細胞間コミュニケーションに関与する微小な小胞
  • 情報伝達物質(例:タンパク質・核酸など)を内包
  • 組織修復や炎症反応の調整に関する研究が進む領域

当院の位置づけ

  • 歯科治療の“主役”ではなく、回復環境を整える補助療法として検討
  • 医師の診断・全身評価のもとで慎重に適応判断
  • 症状や進行度により、標準治療(歯周基本治療・外科処置等)を優先する場合があります

歯科領域で期待される目的(補助療法として)

歯周病や抜歯・外科処置後の回復は、「炎症のコントロール」「血流・酸素」「再生に必要な細胞活動」といった複数の要素で左右されます。エクソソーム療法は、これらの回復プロセスを“後押しする”という観点で用いられることがあります。ただし、原因除去(プラークコントロール、歯石除去、咬合調整など)の重要性は変わらず、土台となる治療と併用して検討します。

歯周組織の回復サポート

歯肉の炎症・出血傾向がある場合や、歯周治療後の回復過程を補助する目的で検討します。

抜歯・オペ後のコンディション調整

腫れ・痛み・違和感などの経過には個人差があるため、回復環境を整える補助療法として位置づけます。

口腔環境のトータルケア

歯周病は生活習慣や全身状態の影響も受けうるため、必要に応じて医科と連携し包括的に評価します。

歯科でよくご相談いただくテーマ

  • 抜歯後の痛み・腫れが心配
  • 歯ぐきの出血や腫れが続く
  • 歯周ポケットが深いと言われた
  • 歯周治療後の回復を丁寧に進めたい
  • 医科的な視点も含めて評価してほしい

当院での提供方法

当院では、目的や状態に応じて「マウスピース式」と「局所注入(注射)」を選択肢としてご案内します。いずれも、カウンセリングと口腔内検査(歯周検査、必要に応じて画像検査など)を行い、標準治療の優先度や併用の適否を確認したうえで、適応がある場合にご提案します。安全性に配慮し、既往歴や服薬状況も含めて医師と連携して判断します。

マウスピース式(ジェル併用)

  • 専用マウスピースにジェルを用いて作用を促す方法
  • 侵襲が少なく、ダウンタイムを抑えたい方に検討
  • 定期ケア・メンテナンスの文脈で相談されることがあります

局所注入(注射)

  • 患部周辺へ局所的に投与する方法
  • 状態に応じた評価が必要なため、診断のうえで適応判断
  • 処置後の経過観察を含めて計画します

高気圧酸素ルームの併用について

当院では「軽度高気圧濃縮酸素ルーム」を併設し、必要に応じて補助的に併用をご提案します。歯周病は嫌気性菌が関与することが多く、また外科処置後の回復には血流・酸素供給が重要と考えられています。高気圧環境で酸素供給を高めることで、治癒環境の最適化をめざす考え方です。併用の可否は、お口の状態と全身状態を踏まえて判断します。

併用を検討する目的

  • 回復環境(血流・酸素)の観点からサポート
  • 術後のコンディション調整を丁寧に行いたい場合
  • 歯周ケアと生活習慣・全身評価を含めた包括的支援

重要な注意点

  • すべての方に適応となるわけではありません
  • 標準治療(歯周基本治療等)を置き換えるものではありません
  • 医師の判断により、併用を控える場合があります

治療の流れ

まずはお口の状態を正確に把握し、必要な標準治療(歯周基本治療・外科処置など)の優先度を評価します。そのうえで、補助療法としてエクソソーム療法の適応がある場合に、治療方法・回数・注意点をご説明します。医科歯科連携により、全身状態の評価やリスク確認も含めて、無理のない計画をご提案します。

  1. 1

    カウンセリング

    お悩み、治療歴、既往歴、服薬状況を確認します。

  2. 2

    検査・診断(歯科/必要に応じて医科)

    歯周検査や画像評価などを行い、適応可否と優先治療を整理します。

  3. 3

    治療計画の説明

    方法、回数、費用、リスク、注意点を丁寧にご説明します。

  4. 4

    施術(マウスピース式/局所注入)

    状態に合わせて実施し、術後は経過観察とメンテナンスを行います。

医科歯科連携について

当院は医科歯科連携体制を整えています。歯周病や術後回復は局所だけでなく、全身状態や生活習慣の影響も受けうるため、医師の診断・評価を踏まえたうえで補助療法を検討します。連携により、既往歴や服薬、全身的なリスク評価を含め、より安全性に配慮した治療計画をご提案できる体制をめざしています。

よくあるご質問

エクソソーム療法は新しい概念のため、適応・回数・痛み・標準治療との関係など、多くのご質問をいただきます。ここでは一般的なご質問を整理しました。実際の適応は、お口の状態や全身状態によって異なるため、詳しくは診察時にご説明します。

Q. 歯周病があれば誰でも受けられますか?A. すべての方に適応となるわけではありません。歯周病の進行度、原因除去の状況、全身状態などを踏まえて判断します。
Q. これだけで歯周病は治りますか?A. 標準治療(歯周基本治療、セルフケア、必要に応じて外科処置等)を置き換えるものではなく、補助療法として検討します。
Q. 回数はどれくらい必要ですか?A. 目的・状態・反応には個人差があるため一律には言えません。検査結果を踏まえて、回数や間隔をご提案します。
Q. 高気圧酸素ルームは必須ですか?A. 必須ではありません。症状や目的、全身状態を踏まえ、併用が有益と判断される場合にご提案します。

ご相談・カウンセリング

エクソソーム療法は、適応判断が重要な治療です。まずは検査とカウンセリングで、現状と治療の優先順位を整理し、必要に応じて医科と連携しながらご提案します。