歯周病と認知症

春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。

 

歯周病とアルツハイマー型認知症の関係のことは何回か書いてきていますので、知っている方も多いかと思います。

でも大切なことなので何回も言いたい…!

歯と認知機能はお互いに深い関係があります。

今回は残存歯数との関係について書きたいと思います。

 

ほとんどの人は全ての歯が生えそろうと28本、親知らずを含めると32本の歯となります。

この28〜32本の歯がきちんと生えていることは、脳の活性化にも影響しているのです!

食べ物を噛むと、歯の根っこと歯を支える歯槽骨の間にある「歯根膜」という膜から脳に信号が送られます。また、噛む刺激で血液も循環します。

 

近年の高齢者の認知機能と残存歯の研究結果によると、健康な人の平均残存歯数は「14.9本」、認知症の疑いがある人の平均残存歯数は「9.4本」であったことがわかりました。

歯の数だけが疾患と関係しているわけではありませんが、残存歯数が多い方が認知症の発症リスクが下がると言える結果ではないでしょうか?✨

 

8020運動という活動をご存じでしょうか?

80歳の時点で20本歯を残そう、という活動です。

予防歯科が浸透してきたのも、やはり歯と健康は切っても切れない関係であることが多方面で証明されてきたからだと思います。

とはいえまだまだ日本では予防歯科はメジャーではありません。

痛くなってから、何か気になることがあってから歯医者にかかるという方が圧倒的に多いのが現状です。

予防歯科先進国では定期検診を受ける人口割合は90%以上だそうですが、まだ日本では20%程度とかなり低いです。

国民皆保険制度が充実しているからかもしれませんが、やはりお口の見た目はかなり印象に差がつきます。

是非大切な歯を守るために、定期的な検診を受けに来てください✨