口腔内の状態が悪いと、要介護リスクが上がる?
春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。
島根大学の研究結果より、口腔内の状態が悪いと要介護になるリスクが高くなる、ということが分かりました。
これまでも歯周病と各種疾患の関係や認知症発症のリスクなどを書いてきていますよね。
やはり口腔内の状態は綺麗に保つことが生きていく上では必要不可欠なこと、となってきております。
かみ砕く力が低下していたり、歯の数が少なかったりするなど口内が不健康なほど、要介護認定や死亡のリスクが高まるという調査結果を島根大などの研究チームが発表したそうです。
チームは、
「歯科健診を受け、口内を治療することでリスクが軽減される可能性がある」
としています。
口内の状態と死亡率などとの関連を示す研究はこれまでもありましたが、
島根大によると、2万人超の大規模調査は珍しいという。
チームは、島根県歯科医師会などが2016~2021年度に実施した後期高齢者の口内検査のデータを分析し、かむ力や歯の数など13項目を調べた上で、その後の要介護認定や死亡の状況を確認したそうです。
特に強い関連が見られたのがかみ砕く力で、力が弱いほど要介護認定される方が多く、死亡率も上がっていたようです。
噛む力が弱まると、柔らかい食べ物しか食べられなくなり、さらに口周りの筋力も衰えさらに力が弱まってしまうという悪循環に陥ったり、
誤嚥のリスクも高まるため非常に危険でもあります。
顎の筋力は年齢とともに落ちて行きやすいので、日頃から歯応えのあるものを噛んだり、たくさん話したり表情筋トレーニングを取り入れたりと、筋力を維持することがとても大切です。
また、歯周病は歯を失う原因の一位です。
そのまま放置してしまうと全身疾患を発症したり、歯がないために食べられない、という事にもなりかねません。
まずは歯周病にならないよう、または進行しないよう、定期的に歯医者での検診を受けてメンテナンスをしていくことがとても大切です。
何も自覚症状がない時こそ歯医者に行くチャンスです!
その何もない状態を保つためにも、3〜4ヶ月に一度、歯医者に足をお運びください!