高圧薬を飲んでいる方は歯科治療の時知らせてください
春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。
歯科治療をする際、普段から常用しているお薬がある方は気をつけないといけない場合があります。
ですので、治療を受ける前に必ず教えてください。
日本高血圧学会によると、日本では高血圧の治療のために約2400万人が降圧薬を服用しているといいます。
最も処方されている降圧薬が「カルシウム拮抗薬」という薬です。
聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
カルシウム、と名前がありますが骨の薬ではありません。
このカルシウム拮抗薬を服用している人は、歯肉が過度に腫れたり増殖する『歯肉増殖症』が起こるケースがあるそうです。
長期にわたってカルシウム拮抗薬を服用している人の約20%に歯肉の腫れが生じるといわれています。
カルシウム拮抗薬の服用がなぜ歯肉増殖症を起こすのかについては、まだはっきりわかっていませんが、歯肉の線維芽細胞が関与しているコラーゲンの分解が抑制されて線維化が進むためと考えられています。
ただし、一番の要因になるのは口の中の環境が悪い場合です。
口腔内の清掃状態が悪くプラークや歯石が蓄積していると、歯肉に刺激が加わったり炎症が生じ、歯肉増殖症が悪化してしまうということです。
なので、お薬のことをしっかり教えていただくことは大切ですが、まずはご自身の丁寧なホームケア、定期的な検診を受けることがとても大切、ということです
余談ですがカルシウム拮抗薬は食べ合わせの悪い食べ物があったりもするので、食事にも気をつけてみてくださいね。