喫煙と歯周病の関係🚬
春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。
今回は喫煙と歯周病についてを書いていきます。
タバコにはニコチンやタールなどをはじめ、200種類以上の有害物質が含まれています。
そして副流煙にはもっと多くの有害物質が含まれます。
実は喫煙している方はしていない方に比べて、歯周病になりやすいし進行もしやすいんです😥
理由はいくつかあります。
①血管を収縮させる作用があるため、出血しにくく歯周病になっていても気が付きにくい
歯茎が腫れると通常だと歯磨きの時に出血することがあり、自覚症状のない初期の歯周病では分かりやすい症状です。しかし、タバコを吸っていると出血が起こりにくく、歯茎の状態に気が付きにくく、知らないうちに進行してしまっているのです。
また、血管が細くなり血流が悪くなるため、酸素だけでなく細菌と戦う白血球も行き届かなくなり、抵抗力が落ちます。
②プラークや歯石が歯に付きやすくなる
タールが歯の表面に付着することで、プラークや歯石が付きやすくなります。歯石は歯ブラシでは取れないため、蓄積することで歯周病を悪化させます😥また、タールは着色の原因にもなります。
③傷を治りにくくする
傷ついた歯茎や土台となる骨を治そうとする細胞を攻撃し、傷の治りを遅くしてしまうのです。結果、どんどん歯周病は悪化していきます。
④唾液の量が減る
自浄作用のある唾液が減ってしまうため、口腔内が清潔に保ちにくくなります。唾液腺マッサージやジェルをご提案する事もあります。
これらの理由によって、歯周病は気が付かないうちにどんどん進行していきます。
歯の喪失リスクは喫煙している事で高まりますが、禁煙する事で約10年後にやっと非喫煙者と同じレベルになるそうです。
禁煙することで血流が良くなり口腔内環境はどんどん良くなりますが、やはりリスクは蓄積されてしまっているようです。
もちろん喫煙されながら定期的に口腔内メンテナンスに通ってくださっている方もたくさんいらっしゃいます。
本当でしたら禁煙されるのが1番ですが、歯も守りたいから上手に付き合っていくというのも患者様お一人お一人の選択肢であると思います。ですが、やっぱり本数は減らしていくと健康のためには良いと思います😅
非喫煙者に比べて口腔内環境は悪くなりやすいため、こまめにクリーニングに通っていただく事が歯を守る事において大切になってきます🦷