低GI週間
春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。
今週は低GI週間だそうです。
GI、健康を気にする方は馴染みがある言葉かもしれません。
詳しく書いていこうと思います。
GIとは?
GIとは、Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。
つまり、血糖値の上がりやすさなのです。
食品にはそれぞれGI値があり、数値が高いほど血糖値が上がりやすい食べ物ということになります。
ご飯を食べた後には必ず血糖値があがりますが、この上がり方が緩やかな方が体に負担がなく、ダイエットにも効果的なのです。
血糖値が上がると、下げるためにインスリンが分泌されます。
正常な方だと適量のインスリンが分泌されるので、食べる前の血糖値に戻ります。
しかし、過剰なインスリン分泌は肥満の原因になることも。
また、インスリンが足りないと高血糖状態が続き、糖尿病に。。
カロリーが高いもの=高GIというわけではない
血糖値が上がりやすい食べ物は、カロリーが高い食べ物だと考えている人は多いかもしれませんが、必ずしもそうというわけではありません。
一般的に、血糖値が上がりやすいのはごはんやパン、めんなどの炭水化物と言われています。
一時期糖質制限ダイエットが流行りましたよね。
たしかに血糖値を急激に上げなければインスリンの分泌は穏やかになりますし、一見いいように見えます。
しかし、炭水化物を食べないと栄養バランスが悪くなり、さらには食事の満足感も得にくくなるため、かえってたんぱく質や脂質を過剰に摂取してしまうことも。
生きていくには、必ず糖質から得られるエネルギーが必要になります。
そのエネルギーが足りなくなると、今度は脂肪を分解してケトン体を作り出し、なんとかエネルギーにしようとします。
えっ、脂肪を分解する!?いいじゃん!
と思うかもしれませんが、ケトン体が体内に増加するとケトアシドーシスというものを引き起こす可能性があります。
ケトアシドーシスは全身倦怠感や吐き気・嘔吐、腹痛などの症状が現れ、最終的に意識障害や昏睡状態を引き起こすこともあるのです。。
なので極端に何かを制限せず、バランスよく食べることが大切なんです。
話を戻しますが、炭水化物は昨今の研究により、同じ量の炭水化物でも血糖値が急激に上昇するもの、おだやかになるものがそれぞれあることがわかってきました。
たとえば同じパン類でも、全粒ライ麦は低GI、フランスパンやベーグルは高GIにあたります。
もちろんカロリーが高くて高GIの食べ物もおおいです。
しかし、何で出来ているか、ということで大きく変わってきます。
おだやかに糖を取り込む低GIの食品を知ることは、健康的な生活に重要なことです。
低GI食品例
穀類:そば、スパゲティ、ライ麦、オートミール
果物:りんご、いちご、みかん、グレープフルーツ、メロン
野菜:葉物野菜、ブロッコリー、きのこ
乳製品:牛乳、チーズ、ヨーグルト
などが低GI食品にあたります。
これらの食品には共通点があります。
- 食物繊維が多い
- 酸味がある
- 精製されていない炭水化物
精製されていない炭水化物は消化しにくいため、血糖値の上がり方が穏やかになるのです。
白米より玄米、雑穀米、麦飯
食パンよりライ麦パン
など、健康のために、日頃から少し意識してみるといいかもしれません。