ビタミンCが新型コロナウイルス予防に効果あり?
- 春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。
国際オーソモレキュラー医学会が1/26付けで、「ビタミンCがコロナウイルス感染を防ぐ」との声明を発表しました。
また、報道者向け説明会にて「1日3gのビタミンC摂取でウイルス性呼吸器感染の予防・症状軽減効果が報告されていること。ビタミンD、亜鉛、マグネシウム、セレンにも同様の効果が期待できる」ということなどを解説したそうです。
高濃度ビタミンCの点滴療法やビタミンDの影響についてはすでに中国で新型コロナウイルスの患者に対する臨床試験が行われているそうです。
やはり今大流行している新型コロナウイルスは、重症化し肺炎等呼吸器障害による死亡リスクが高いとされています。
ですので、呼吸器感染予防や症状軽減効果が期待できるという研究結果は大変喜ばしいと思います。
他にも高濃度ビタミンC点滴が敗血症による死亡リスクを大きく低下させること、ビタミンC1gと亜鉛20mgの摂取で風邪に伴う症状の早期改善が認められたこと、マグネシウムとセレンが細胞の代謝や免疫の維持に必須の栄養素であることなども紹介。
さて、大変喜ばしい研究結果ではありますが、私達にとって大切なのは「どうすればビタミンCやその他栄養素を摂取できるのか?何をどのくらい食べればよいのか?」ということだと思います。
個人的にビタミンCを3g摂取する。というのは大変なことだと考えます。。。
たとえばビタミンCが多い野菜で言えば赤ピーマンやモロヘイヤ、ブロッコリーなどが挙げられますが、100gあたりで一番多い赤ピーマンでも約170mg。色々食べたとしても、毎日継続するのは難しいなと思います。
しかもビタミンCは一定数しか体内に取り込むことができず、過剰に摂取した分は体外に尿と一緒に出されてしまうので、一度にたくさん摂取するのではなく何回かに分けて摂り入れないといけないのです。
とはいえ、毎日の食事でコツコツと摂ってほしいのでいくつか考えを書いてみますね。
赤ピーマンやブロッコリーなどの色の濃い野菜をなるべくたくさん食べる。
いちごやキウイなどのフルーツをデザートに加える。スムージーなんかもいいと思います。
ビタミンCは熱に弱いのですが、じゃがいもは茹でてもあまりビタミンCが減らないことで知られていますので、つけあわせに使ってみる。
お寿司屋さんなどでよく見かける粉茶(緑茶)を日々の飲み物に加えて飲むようにする。
青汁やサプリメントを活用する。
ご自身の生活スタイルに合うものを選んで取り入れてもらえたら良いなと思います。
最後に、高濃度ビタミンC点滴の効果も期待できるとの研究結果でしたが、当院でも施術することができます。
通常ビタミンCは食べ物から摂取すると、一定の量を超えると体内から排出されてしまいます。ですが静脈注射で投与すると直接血液内に取り込まれ、ビタミンCの血中濃度を20~40倍上昇させ、効率よく全身に行き渡すことができるのです。
コロナウイルスの抑制効果が期待されますがそれ以外にもたくさんの効果が期待できますので、よろしければぜひ受けにいらしてくださいね。
次回高濃度ビタミンC点滴について書いていきます。