歯周病は全身疾患と関係がある?

春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。

前回歯周病について少し触れた記事を書きました。

今回は歯周病と全身疾患の関係について触れたいと思います。

 

さて、歯周病は様々な病気を引き起こす原因になり得ます。

例えば、一見関係なさそうな糖尿病。

歯周病にかかっていると糖尿病を発症するリスクは、歯周病でない人に比べて約6倍にもなります。

また、肺炎とも深い関係があり、肺炎を発症するリスクは約4倍にもなります。

特に高齢の方に多いのが誤嚥性肺炎ですが、誤嚥性肺炎の原因菌のほとんどは歯周病菌と言われています。

ですので、可能な限りお口の中は菌が少ない清潔な環境であることが大切です。

誤嚥性肺炎をおこしてしまうと、基本的に絶食対応となります。口から食べないと、口腔内のお手入れはしなくてもいいや。と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、それが悪循環を引き起こすのです・・・!

詳しくはまた誤嚥性肺炎のことを別に書きたいと思いますのでそのときに。

他にも認知症や高血圧、リウマチ、妊娠期における早産や低体重児出生など、歯周病は様々な症状と関連があります。

それは、お口の中には無数の毛細血管が通っており、ちょっとした傷などから歯周病菌は体内の血管にすぐに入ってしまうからなのです。血液は絶えず循環していますので、体内に侵入した歯周病菌は血液に乗って全身をかけめぐり、様々な疾患を引き起こすのです。

ここでは書ききれないので、詳しくまたまとめますね。

口腔内を清潔にし、ご自身の健康状態を少しでも長く保って頂きたいと思っています^^

もちろん、自分の口から食べ物をしっかり噛んで摂るという行為は生きる上でとても重要なので

ずっと美味しく食べる事ができるようにという意味でもお口の中は綺麗に保っていたいですね。