アルコールと健康

春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。

 

お酒、お好きですか?

私はあんまり得意ではないのですが、毎年梅の時期になると梅酒を漬けます☺️

 

今回はアルコールと健康について書いていきます。

 

お酒の適量

節度ある飲酒量の目安は、純アルコールで 1 日 20g 程度とされています。

お酒はその種類や製造方法により含まれるアルコール量が異なり、ビールのアルコール度数は数パーセントですが、ウォッカやウイスキーなどの蒸留酒の場合は数十パーセントにもなります。

ですので、飲むお酒の種類によっても、適量は変わってくることになります。

度数が低いものほど量は多く飲めることになりますが、お酒は糖質が高いものもありますし、やはり飲み過ぎには注意していただきたいなと思います。

【主な酒の 1 日摂取目安量】
ビール:中瓶(500ml)1 本

日本酒:1 合(180ml)

焼酎:1/2 合(90ml)

ワイン:グラス 2 杯(240ml)

ウイスキー:ダブル(60ml)

程度が良いとされています。

 

アルコールの過剰摂取は生活習慣病の原因になるため、適量の摂取を心がける必要があります。

 

百薬の長…は、嘘だった?

アルコール摂取量と疾病リスクに関して世界 195 ヶ国を対象とした調査によると、

「1日に 1 杯も飲まないことが健康への全体的なリスクを最小化することがわかった」

という結果を報告しています。

今までは少量の飲酒は健康に良いという考えもありま
したが、これからは「適切な飲酒量はゼロ!」という
考え方がスタンダードになり、厚生労働省が目安量と
して定めている1日 20g というアルコール量も今後
見直されるかもしれません。

お酒大好きな方にとっては、耳が痛い話かもしれません…😂

アルコール消毒、とはならないのです。。

とはいえ、お酒を少し嗜む、というのは健康面だけでなくメンタル面などでメリットになる可能性もありますし、一概に飲んではダメ!とも言えない現状はありますよね。

お酒と認知症

アルコールと認知症の関係性も調査されています。

認知症にはアルコール性認知症というものがあり、これはアルコールの大量摂取が原因と考えられているのです。

アルコール使用障害や大量の飲酒習慣のある方には脳
萎縮がみられるそうです。

 

また、アルコールの代謝過程にはビタミン B1 が必須ですがアルコールの大量摂取によって不足することがあります。

ビタミン B1 の不足はウェルニッケ脳症、その後遺症であるコルサコフ症候群を引き起こす可能性があります。
アルコールの脳への影響にも注意が必要と言えるでしょう。

 

アルコールについての後ろ向きなことも書いてしまいましたが、やはり節度を持ち、適度に楽しむことが大切なのではないでしょうか?

ノンアルコール飲料を活用するのもいいと思います。

ただこちらも、原材料を辿ればジュースのようなものですので、飲み過ぎには注意しましょう。糖質のとりすぎ、など別の心配事が出てきてしまいます。

 

飲料の種類にくわえて、一緒に食べるおつまみなどの食べ物に気を使うと、健康にも気を遣いつつお酒が楽しめるかもしれません。

よくお通しに枝豆出てきたりしますよね?

あれって実は、お酒と相性がいいんです。

枝豆にはアルコールの分解を助けるビタミンB1やメチオニン、肝臓の働きをサポートするレシチンやオルニチンなどの成分が含まれている上タンパク質も豊富なので、食べ過ぎ予防にもなります。

お酒は糖質が多いものもありますし、アルコールはカロリー的には1g7kcalと実は糖質よりもカロリー数があります。

おつまみには揚げ物など高カロリーで味の濃いものがやっぱり欲しくなりますが、チーズや生野菜、お刺身などたんぱく質多めだったりさっぱりとしたものを選ぶのも健康への近道です。

個人的にはワインが好きなので、チーズとナッツをおつまみにちびちび飲むのが好きです。チョコレートも美味しいですけどね😋

 

お酒は飲むことで良い気分になり、ひと時のストレスの発散や人とのコミュニケーションツールとしても活用できるものでもあります。

節度を持ち、アルコールと上手に付き合って行き
ましょう。