食物アレルギー表示の改訂について

春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。

 

当院ではサプリメントを取り扱っていたり、ラテックスアレルギーに対応しているなど、日頃からアレルギーについても留意しております。

また、皆様の健康を支えていく地域医療の現場として、歯科現場とは直接関係ないと思われるかもしれませんがアレルギーについても発信したいと思います。

 

アレルギーとは

食物アレルギーとは、食物を摂取した際、食物に含まれるたんぱく質(アレルゲン)を体が異物として認識し、過剰に防御することでかゆみや蕁麻疹、意識障害などの症状を起こすことをいいます。

重篤な症状を引き起こすこともあるため十分な注意が必要です。

近年、乳幼児から成人まで特定の食物が原因でアレルギー症状を起こす方が増えており、中には死に至るほど重篤な症状の方もいらっしゃいます。

アレルギーは好き嫌いではないため、重篤な症状が出ると診断を受けている方は絶対に無理に摂取してはいけません!

そのため、食品中のアレルギー物質に関する正確な情報提供が必要となり、包装された加工食品には食品表示法に則った食物アレルギー表示をすることが法律で定められているのです。

 

アレルギー表示の変更項目

〇義務表示 (8 品目)
発症数や重篤度から特に表示の必要性が高い食品として、食物アレルギー表示が義務付けられている原材料を特定原材料といいます。

以前は7品目でしたが、2023年3月にくるみが追加されました。

近年の健康ブームでナッツを食べる方が増えたことも一つの要因だと思います。

対象品目:えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

 

〇推奨表示(20 品目)
食物アレルギー症状を引き起こすことが明らかになった食品のうち、症例数や重篤な症状が継続して相当数みられるが、特定原材料に比べると少ないものを「特定原材料に準ずるもの」と定め、通知で可能な限り表示するよう努めることと推奨されています。

対象品目:アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、
さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

2024年3月にマツタケが削除され、マカダミアナッツが追加されました。

やはりナッツ系を食べる方が増えたことも関係しているようです。

推奨表示は必ずしも表示をする必要はありませんが、あまりアレルギーがあると思わないような食べ物もあると思いませんか?意外といろんな食べ物のアレルギーが存在していることを知って欲しいです!

 

外食する際のメニューにはアレルギー表示の義務はありません。

なので、アレルギーがある方はご注意ください。

医療系や食物系の情報は常に更新されておりますので、また新しい情報が分かりましたら発信して行きます。