歯の根元「くさび型欠損」の治療

歯の根元が削れ、知覚過敏を起こす

くさび型欠損(WSD)とは

歯ぎしりにより強い力が加わると、歯と歯茎の境目に部分に応力が集中し、歯の根元がくさび型に欠けた状態=くさび型欠損(WSD)になります。
エナメル質が破壊されてしまいますので、象牙質が剥き出しになり、しみやすく、また虫歯にもなりやすくなります。対処法としては、プラスチックで欠けた部分を埋めるという方法もありますが、歯ぎしりの力が強いとまたすぐに外れてしまうため、きわめて短期的な対策にしかなりません。放置していると、虫歯になり、虫歯が神経に届きやすい場所でもあるため、神経が死んでしまうこともありますので早めの対策が必要です。

くさび型欠損(WSD)のできる例

くさび型欠損(WSD)の治療

くさび型欠損(WSD)によって歯質の欠損した部分には、コンポジットレジン充填どによる補修をするほか、根本的な部分としてブラキシズムの改善、マウスピースの製作、ブラッシング方法の指導などを行います。

特にブラキシズムについては、「歯ぎしり・食いしばり治療」が必要となります。当院では、「歯ぎしり」「食いしばり」のボトックス治療に注力しています。
まず検査の段階で、「咬合圧測定器」を使用します。このことによって、噛む力(咬合力)を可視化し、歯ぎしり・食いしばりの改善を客観的に把握することができます。患者さんへの負担も少なく、簡便・短時間で測定することができます。
春日部、豊春駅前の当院では、より、精密な「歯ぎしり」「食いしばり」のボトックス治療を行い、治療成果を向上させるために、この「咬合圧測定器」を導入しています。